
CTEMとは:従来の脆弱性管理との違いと使い分け
PentaTrail編集部···6分で読める
目次
CTEM(Continuous Threat Exposure Management) は、2022年に Gartner が提唱したセキュリティフレームワークです。組織の攻撃対象領域を、継続的に発見・評価・対処していく進め方を指します。
同じ「脆弱性を減らす」という目的でも、従来の脆弱性管理とは作業の形が違います。
付録:従来の脆弱性管理との比較と、機能の対応
表1:従来の脆弱性管理と CTEM の比較
| 観点 | 従来の脆弱性管理 | CTEM |
|---|---|---|
| アプローチ | 内部スキャンが中心 | 外部からの攻撃者視点 |
| 対象範囲 | 既知のIT資産 | シャドーIT、クラウド、SaaSを含む全資産 |
| 実施頻度 | 定期的(月次・四半期) | 継続的・リアルタイム |
| 優先順位 | CVSSスコアベース | ビジネスインパクト+悪用可能性 |
| 検証 | なし(スキャン結果のみ) | 実際の悪用可能性を検証 |
| 対応 | パッチ適用が中心 | 組織横断的な対応推進 |
左の列に並べたのは典型的な形で、脆弱性管理の定義ではありません。定期スキャン中心の運用でも、優先順位付けや検証を組み込んでいる場合があります。
表2:ステップごとの PentaTrail の機能と、深掘り記事
| ステップ | PentaTrail の主な機能 | 関連記事 |
|---|---|---|
| Scoping | オリジンドメイン登録、アセットへの BI タグ付け(用途・データ分類・可用性要件) | BI スコア |
| Discovery | サブドメイン自動発見、ポート・技術スタック検出、シャドー IT 可視化 | アタックサーフェスマネジメント(ASM)とは / シャドー IT |
| Prioritization | TER バンド(S/A/B/C/D)、TDL、BI スコア、KEV ブースト、Evidence Grade | TER / TDL / CVSS・EPSS・KEV |
| Validation | AI ディープスキャン、確認/非確認に応じた TDL 反映 | AIディープスキャン |
| Mobilization | AI 修復ガイダンス、対応タスク管理、AI 週次インサイト | (別記事で解説予定) |



